ピラティスはなぜインナーマッスルに効く?効果とマシンを使った鍛え方

「姿勢が崩れてきた」「ポッコリお腹が気になる」そんな悩みを抱えていませんか?実は、表面の筋肉だけ鍛えても根本解決にはなりません。

重要なのは、体の奥深くで姿勢を支えるインナーマッスルです。ピラティスは、独自の呼吸法と緻密な動きで、自分では意識しにくい深層筋へアプローチできるメソッド。ピラティスなら、しなやかで疲れにくい体が手に入ります。

この記事では、ピラティスがインナーマッスルに効くメカニズムから、マシンを使った具体的な鍛え方まで徹底解説。正しい呼吸と動作をマスターして、理想の体を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。

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目次

そもそもインナーマッスルとは?体の奥深くで姿勢を支える筋肉

インナーマッスルとは、体の表面からでは確認できない深層部に位置する筋肉の総称を指します。腹筋や大胸筋のように、大きな力を発揮して関節を大きく動かす役割を持つアウターマッスルとは異なり、インナーマッスルは骨や関節を正しい位置に保ち、姿勢を微細に安定させるための重要な役割を担っています。

具体的には、以下の4つが代表的な筋肉として挙げられます:

  • 腹横筋: お腹周りをコルセットのように包み、腹圧を高める。
  • 多裂筋: 背骨の一つひとつを支え、姿勢を保持する。
  • 骨盤底筋群: 骨盤の底に位置し、内臓を正しい位置で支える。
  • 横隔膜: 呼吸に不可欠な役割を担う。

これらの筋肉が連動して構成する「パワーハウス(体幹深層筋群)」が働くことで、激しい運動時でも体幹がブレることなく、滑らかで無駄のない動作が可能になります。

現代人に多い猫背や反り腰、ポッコリお腹といった悩みは、このインナーマッスルの筋力低下や機能不全が原因となっているケースが少なくありません。

アウターマッスルばかりを鍛えても、土台となる深層筋が機能していなければ、体は不安定になり、怪我のリスクも高まります。そのため、健康でしなやかな体作りを目指す上では、目に見えないインナーマッスルへのアプローチが不可欠です。

ピラティスは、まさにこの深層筋へ意識を向け、本来あるべき正しい骨格アライメントへと導くために最適なメソッドといえます。

ピラティスがインナーマッスルにアプローチできる3つの理由

ピラティスがインナーマッスルに効果的な理由は、他の運動にはない3つの独自アプローチにあります。

これらが組み合わさることで、表面の筋肉に頼らず、体の奥深くにある筋肉へ確実にアプローチできるのです。

理由1:胸式呼吸によって深層筋を意識的に動かすから

ピラティスの最大の特徴は、「胸式ラテラル呼吸」と呼ばれる呼吸法にあります。鼻から息を吸って肺を横や後ろへ広げ、口から吐きながらお腹を薄く保つこの呼吸法では、横隔膜が上下に動くと同時に、腹横筋や骨盤底筋群といった深層筋が常に刺激されます。

息を吐く動作で得られる効果:

  • お腹を背骨へ押し込むことで、天然のコルセットと呼ばれる腹横筋が強く活性化
  • 内臓を下から支える骨盤底筋群も連動して引き上がる
  • 骨格に近い筋肉をダイレクトに動かせる

また、胸式呼吸は背骨を支える多裂筋の活性化にも役立ちます。呼吸による胸郭の拡張と収縮が背骨周りの細かな筋肉を刺激し、凝り固まった関節を内側からほぐしていきます。

このように呼吸自体がトレーニングの一部となるため、動作の全過程を通じてインナーマッスルを休ませることなく使い続けられるのです。

理由2:背骨や骨盤の正しい位置を常に意識するから

ピラティスでは、エクササイズ中に背骨や骨盤を「ニュートラルポジション」と呼ばれる理想的な配置に保ち続けます。日常生活では無意識のうちに姿勢が崩れ、特定の筋肉に負担がかかったり、使われない筋肉が生じたりしがちです。

骨盤を床に対して垂直または水平に保つ状態を基本とし、一動作ごとに正確なアライメントを追求します。骨格を正しい配置に安定させようとする力そのものが、深層部にある腹横筋や多裂筋を常に活動させる負荷となるのです。

背骨の分節化がもたらす効果:

  • 背骨を一つずつのパーツとして捉え、順番に動かす
  • 表面のアウターマッスルでは届かない脊柱近辺の細かい筋肉まで刺激が伝わる
  • 脳と筋肉の神経伝達がスムーズになる

正しい位置をキープしながら動くという緻密な制御が、眠っていた深層筋を確実に呼び覚ます鍵となります。

理由3:ゆっくりとした動きで筋肉の伸び縮みを感じやすいから

ピラティスのエクササイズは、反動を利用した素早い動きとは正反対です。

コントロールされた低速の動きを基本とすることで、アウターマッスルの関与を最小限に抑え、インナーマッスルを最大限に稼働させられます。

素早く動こうとすると、体は大きなパワーを持つ表面の筋肉を優先的に使ってしまいます。あえて速度を落とすことで、関節を微細に支える深層筋が休まずに働き続ける必要が出てくるのです。

ゆっくりとした動作で養われる能力:

  • 筋肉を伸ばしながら負荷をかける「エキセントリック収縮」を実現
  • 自分の体の状態を把握する「固有受容感覚」が向上
  • 深層部の伸び縮みを鮮明に感じ取れるようになる

意識を内側に向けながら一つひとつの動作を丁寧に行うことで、動作の質が向上し、無駄のない洗練された身のこなしが身につきやすくなるのです。

ピラティスでインナーマッスルを鍛えることで得られる5つの効果

ピラティスによってインナーマッスルが活性化されると、単なる筋力アップに留まらない驚くべき変化が全身に現れます。

深層筋は骨格を支える土台としての役割を担っているため、ここを整えることは建物の基礎を補強することに似ています。

ピラティスを継続することで得られる主なメリットは次の通りです。

  • 姿勢の根本的な改善:猫背や反り腰がリセットされ、美しいボディラインへ
  • 慢性的な不調の軽減:腰痛や肩こりの緩和、ぽっこりお腹の解消
  • 基礎代謝の向上:太りにくく痩せやすい体質へ
  • 内臓機能の活性化:内臓が正しい位置に保持される
  • 心身のバランス:自律神経が整い、疲れにくい体へ

ここからは、インナーマッスルを鍛えることで得られる5つの効果を深掘りして解説します。

効果1:体の軸が整い猫背や反り腰などの姿勢が改善される

ピラティスによってインナーマッスルが強化されると、背骨を支える力が強まり、体の中心に一本の芯が通ったような安定感が生まれます。現代人に多い猫背や反り腰は、本来背骨を正しい位置で保持すべき深層筋が弱まり、特定の関節やアウターマッスルに過度な負担がかかっている状態です。

ピラティスのエクササイズは、脊柱を一つひとつ丁寧に動かしながら、背骨の隙間を埋めるように位置する多裂筋や腹横筋を活性化させます。丸まっていた背中が自然と伸び、前に突き出ていた頭部や肩の位置が本来のポジションへと戻るよう導きます。

姿勢改善がもたらす変化:

  • 内巻きになりがちな肩周りが開き、無理に胸を張らなくても美しい姿勢を維持
  • 反り腰の原因となる骨盤の過度な前傾が、骨盤底筋群によって垂直に整う
  • 立ち姿や歩き方が劇的に美しくなり、慢性的な肩こりや首の疲れも解消

骨格の歪みが根本から整うことで、日常生活の中でも常に体の軸を意識できるようになり、疲れにくく凛とした佇まいが定着するでしょう。

効果2:ぽっこりお腹が解消されウエスト周りが引き締まる

ピラティスに取り組むことで、多くの方が悩まれる「ぽっこりお腹」の解消に大きな期待が持てます。お腹の深層部でコルセットのような役割を担う腹横筋が、ピラティス特有の呼吸法と動作によって集中的に刺激されるためです。

一般的な腹筋運動が表面の腹直筋を硬く盛り上げる傾向にあるのに対し、ピラティスは内側からお腹を薄く引き締める力を養います。腹横筋が強化されると、重力や筋力不足で下垂していた内臓が本来の正しい位置へと押し上げられ、下腹部の膨らみがスッキリと収まります。

ウエスト引き締めのメカニズム:

  • 肋骨と骨盤の間の距離を適切に保つエロンゲーション(軸の伸展)の意識
  • 深層筋が機能して体幹部が縦に長く伸び、潰れていたウエストラインに美しいくびれが生まれる
  • 骨盤底筋群も同時に活性化され、下半身全体のシルエットが変化

実際にピラティスを継続している方の多くは、体重の変化以上に「見た目の変化」を実感されています。単に脂肪を落とすだけでなく、筋肉によって内側からボディラインを再構築するため、しなやかで健康的な引き締め効果を維持しやすくなるのです。

効果3:体幹が安定し慢性的な腰痛を予防・軽減する

ピラティスによってインナーマッスルが強化されると、体の軸となる体幹の安定性が飛躍的に向上し、慢性的な腰痛の予防や軽減に大きな力を発揮します。

腰痛の多くは、背骨を支える深層筋である腹横筋や多裂筋が十分に機能せず、腰椎に過度な負担がかかることで引き起こされます。

お腹周りを包み込む腹横筋が「天然のコルセット」として機能するようになると、腰椎が正しい位置で安定し、神経の圧迫や関節への摩擦が抑えられやすくなります。ピラティス特有の動きによって、日常生活で固まりがちな背骨の一つひとつに柔軟性が戻り、衝撃を分散できるしなやかな体へと整いやすくなります。

リハビリにも活用される理由:

  • 筋力を闇雲に高めるのではなく、姿勢保持に必要なインナーマッスルを再教育
  • 体幹が安定することで、重い荷物を持った際や急な動作時でも腰を痛めにくくなる
  • 将来的なギックリ腰への不安も軽減

正しい姿勢で体を支える力が備わることで、根本から痛みの出にくい健やかな状態を維持できるようになるでしょう。

効果4:基礎代謝が向上し、しなやかで太りにくい体質へ

ピラティスによってインナーマッスルが活性化されると、全身の筋肉がバランス良く使われるようになり、基礎代謝の向上が期待できます。インナーマッスルは、瞬発的な力を出すアウターマッスルとは異なり、姿勢を維持するために長時間働き続ける「遅筋」としての性質を多く持っています。

腹横筋や多裂筋といった深層筋が目覚め、日常の何気ない動作の中でもこれらの筋肉が常に稼働するようになると、一日の消費エネルギーが自然と底上げされます。ピラティスは筋肉を太く肥大させるのではなく、引き伸ばしながら鍛える動きを重視するため、しなやかで引き締まった体型を作り上げるのに最適です。

痩せやすい体質への変化:

  • 骨格に近い部分から体を支える力が備わり、血液やリンパの流れがスムーズになる
  • むくみの解消や冷えの改善を後押し
  • 内臓が本来の正しい位置へと戻り、消化・吸収といった内臓機能が活性化

ピラティスを習慣化することは、一時的なダイエットとは異なり、リバウンドしにくい健康的な体を内側から再構築することに繋がります。

効果5:自律神経が整い心身の不調を改善に導く

ピラティスは肉体的な変化だけでなく、精神面や神経系にも多大な恩恵をもたらします。その鍵を握るのが、ピラティス特有の胸式呼吸と背骨への繊細なアプローチです。

胸式呼吸は交感神経を適度に刺激して脳を活性化させる一方で、一定のリズムで深い呼吸を繰り返すことで自律神経のバランスを整える効果が期待できます。ピラティスを通じて自身の呼吸に集中する時間は、脳をリフレッシュさせ、精神的な緊張の緩和に直結します。

神経系への好影響:

  • 背骨のアライメントが整い、背骨周辺の神経伝達がスムーズになる
  • 原因不明の頭痛やめまい、動悸といった自律神経の乱れに伴う不調が改善
  • 自分の体の細部に意識を向けるマインドフルな動きが、集中力と精神的な安定感をもたらす

レッスンが終わった後に感じる、頭がすっきりと冴え渡りながらも体は心地よくリラックスしているという独特の感覚は、心身の調和が取れた証拠です。内側から活力が湧いてくることで、日々の生活に対する前向きな意欲も高まるでしょう。

インナーマッスルを効率良く鍛えるならマシンピラティスがおすすめ

ここからは、インナーマッスルを効率良く鍛えたい方に最適なマシンピラティスについて解説します。

マットピラティスでは筋力不足の初心者がアウターマッスルで代償しやすい一方、リフォーマーなどの専用機器を使うマシンピラティスは、正しいフォームを物理的にサポートし、負荷も細かく調整できます。

初心者から上級者まで安全かつ確実に深層筋へアプローチできる理由を詳しく見ていきましょう。

マシンが正しいフォームをサポートしてくれるため初心者でも安心

マシンピラティスが初心者の方にこそ推奨される最大の理由は、専用の器具がガイドとなり、正しいフォームを物理的にサポートしてくれる点にあります。

マットピラティスの場合、自分の筋力だけで重力に抗いながら姿勢を保持しなければならないため、筋力が未発達な段階では、どうしても外側の大きな筋肉に頼った動きになりがちです。

マシンが提供するサポート:

  • リフォーマーのキャリッジ(可動式ベッド)が動く軌道を示し、バーやストラップの位置が身体の正確な指標となる
  • 運動経験が少ない方でも「どの方向に力を入れれば良いか」が視覚的・体感的に理解しやすい
  • 狙ったインナーマッスルへ的確に刺激を届けることが可能

例えば、脚を動かす動作において、マシンのストラップが足を支えてくれることで、腰の反りや骨盤の揺れを抑え、深層部にある腹横筋の収縮に集中できる環境が整います。

スプリングの抵抗は単なる負荷としてだけでなく、動作を助ける「補助」としても機能します。起き上がる動作が苦手な方でも、バネの戻る力を利用することで背骨を一つずつ動かす感覚(分節化)を掴みやすくなり、無理なくアライメントを習得できます。

自己流のフォームで関節を痛めるリスクを抑えながら、最短距離でインナーマッスルを活性化できるのがマシンピラティスの大きな強みです。

負荷を調整できるため自分に合った強度でトレーニングできる

マシンピラティスの大きな利点は、スプリング(バネ)の強度を細かく変更することで、個人の筋力やその日の体調に合わせた最適な負荷を設定できる点にあります。インナーマッスルの強化においては、単に負荷を強くすれば良いわけではありません。

負荷が強すぎると、大きな力を発揮する表面のアウターマッスルが優先的に働いてしまい、深層部への微細な刺激が逃げてしまうからです。

マシンピラティスでは、あえてスプリングの抵抗を弱めることで、不安定な状態を作り出し、体の軸を維持するために必要なインナーマッスルを強制的に稼働させるという高度なアプローチも可能です。

負荷調整による効果:

  • 初心者や怪我のリハビリ中の方:スプリングをサポートとして利用し、正しいフォームを維持しやすくなる
  • 経験者:負荷を弱めて不安定な状態を作り、体幹の安定性を高める
  • 「きつくする」だけでなく、狙った筋肉に「正確に効かせる」ためのガイドとして機能

ご自身の限界を無理に超える必要がないため、運動習慣がない方でも過度な筋肉痛や疲労を恐れることなく、着実にステップアップしていける環境が整っています。個々の目的やレベルに寄り添った強度設定ができるからこそ、無理なく継続でき、理想の体型への変化を確実に手繰り寄せることができるのです。

マシンピラティスでインナーマッスルを鍛える代表的なエクササイズ

マシンピラティスには、リフォーマー、キャデラック、チェアといった多様な専用器具があり、それぞれが異なるアプローチでインナーマッスルを効率的に刺激します。

  • リフォーマー:不安定なキャリッジの上でバランスを保ちながら動くため、体幹を安定させる腹横筋や多裂筋が常に稼働
  • キャデラック:高い位置にあるバーやスプリングを利用し、重力だけでは再現できない方向へ負荷をかけられる
  • チェア:接地面積が少ない分、より高いコントロール力が求められ、バランス感覚を養いながら深層部を強化

マシンの抵抗に抗いながらゆっくりと四肢を動かすことで、関節を支える細かな筋肉まで動員されます。ここからは、各マシンを使ったピラティスを紹介します。

【腹横筋】リフォーマーを使ったフットワーク

目的: 体幹(パワーハウス)を安定させた状態で、股関節の分離運動を行う

不安定なキャリッジをコントロールすることで、天然のコルセットである腹横筋を活性化します。また、背骨を正しい位置に保つ筋力を養います。

やり方:

  1. リフォーマーに仰向けになり、フットバーに足を乗せる
  2. 骨盤と腰の間に手のひら1枚分の隙間がある「ニュートラル」を確認
  3. 鼻から息を吸って、肋骨を横に広げる
  4. 吐きながらお腹を薄くし、パワーハウスを活性化させつつ、ゆっくりとキャリッジを押し出す
  5. 10〜15回を1セットとして行う

呼吸のポイント: 押し出す時に「ふぅー」と吐き、戻る時に「吸う」を繰り返します。キャリッジを戻す時にバネの力に負けず、ゆっくりとコントロールして戻すことが重要です。腰が反ったり丸まったりしないよう注意してください。

目安: 10〜15回×2〜3セット

感覚のコツ: お腹の上に薄いコインを乗せ、それを落とさないように押し込むイメージを持ちます。頭の先からお尻までが、一本のまっすぐな線になっていることを意識してください。

【骨盤底筋群】キャデラックを使ったレッグサークル

目的: 脚の動きを通じて、骨盤を安定させる深層筋を強化する

スプリングの抵抗に抗いながら円を描くことで、自分では意識しにくい骨盤底筋群の収縮を促します。

やり方:

  1. キャデラックに仰向けになり、両足の裏にストラップをかける
  2. 骨盤をニュートラルに保つ
  3. 息を吸って準備
  4. 吐きながら、脚で空中に円を描くように動かす(骨盤が左右に揺れないよう、お腹の底を引き上げる)
  5. 各方向8〜10回ずつ

呼吸のポイント: 脚を遠くへ伸ばす時に息を吐ききり、骨盤の安定を高めます。脚を大きく動かしすぎて、腰が床から浮かないように可動域を調整してください。

目安: 各方向10回×2セット

感覚のコツ: 足の付け根(股関節)からではなく、お腹の奥から脚が生えているような感覚で動かします。骨盤を重い漬物石で床に固定しているようなイメージで取り組みましょう。

【多裂筋】チェアを使ったスパインストレッチ

目的: 背骨を一つずつ動かし(分節化)、深層の支持筋を活性化する

スプリングの反発を利用することで、自重では難しい背骨の細かいコントロールを可能にし、多裂筋を刺激します。

やり方:

  1. チェアの前に座るか膝立ちになり、ペダルに手を置く
  2. 背骨を長く伸ばす
  3. 息を吸って準備(胸郭を広げる)
  4. 吐きながらお腹を奥に引き込み、頭から順番に背骨を丸めてペダルを押し下げる
  5. 5〜8回

呼吸のポイント: 背中を丸める時にしっかりと息を吐き、お腹と背骨の距離を遠ざけます。肩が上がらないよう、耳と肩の距離を保ってください。

目安: 8回×2セット

感覚のコツ: 背骨が「パールのネックレス」のように、一粒ずつ順番に動くのをイメージします。腰から丸めるのではなく、首、胸、腰と順番にカーブを作ることを意識しましょう。

ピラティスの効果を最大限に引き出すためのポイント

ここからは、ピラティスの効果を最大限に引き出すための重要なポイントについて解説します。インナーマッスルを効率的に鍛えるには、ただポーズをなぞるだけでは不十分で、体の内側に意識を向ける集中力と正しいフォームの習得が欠かせません。

筋肉の微細な動きを感じ取るマインドフルな姿勢と、専門インストラクターによる的確な指導を受けることで、短期間でも確かな変化を実感できるようになります。

筋肉の動き一つひとつに集中してマインドフルに行う

ピラティスは単なるエクササイズではなく、自身の身体の内側に意識を向けることが重要視されます。インナーマッスルを効率的に鍛えるためには、ただ回数をこなすのではなく、「今どの筋肉がどのように動いているのか」を繊細に感じ取るマインドフルな姿勢が欠かせません。

例えば、腕を上げるという単純な動作一つをとっても、表面の大きな筋肉で力任せに動かすのではなく、背骨の深層にある多裂筋が安定し、肩甲骨が正しい軌道を通っているかを確認しながら進めることが求められます。

マインドフルに取り組むことで得られる効果:

  • 脳と筋肉の神経伝達がスムーズになり、普段は意識しにくい深層部の筋肉を呼び覚ます
  • アウターマッスルが優位に働くのを防ぎ、インナーマッスルの強化を実現
  • 身体の癖を修正し、短期間で質の高い変化をもたらす

一つひとつの動きに対して「この骨盤の角度は正しいか」「呼吸は止まっていないか」と対話するように集中することで、筋肉の微細な伸び縮みをより鮮明に感じ取れるようになります。

この深い集中状態は、レッスン中だけでなく日常生活での姿勢への意識も変え、一生涯続く健康的な身のこなしの習得に繋がるでしょう。

正しいフォームを専門のインストラクターに確認してもらう

ピラティスにおいてインナーマッスルを確実に活性化させるためには、自己流で動くのではなく、専門のインストラクターから客観的なフィードバックを受けることが極めて重要です。

インナーマッスルは体の深層部に位置するため、正しく使えているかどうかを自分自身の感覚だけで判断するのは、経験豊富な上級者であっても容易ではありません。

初心者の方は、動作中に無意識のうちにアウターマッスルで代わりの動きをしてしまったり、骨盤の向きが数ミリ単位でずれてしまったりすることがよくあります。

このような微細なエラーを見逃すと、本来の目的である深層筋へのアプローチが不十分になるだけでなく、腰や首を痛める原因にもなりかねません。

プロのインストラクターが提供する価値:

  • 骨盤のニュートラルな位置や、呼吸と連動した腹部の引き込み具合を細かくチェック
  • 一人ひとりの骨格や柔軟性に合わせた的確なアドバイス(キューイング)を提供
  • 自分では気づきにくい癖(胸式呼吸ができているか、肩に余計な力が入っていないか)を指摘

例えば、自分では背中を丸めているつもりでも、実際には特定の節しか動いていない場合に、言葉かけによって正しい分節運動へと導いてくれます。

正しいフォームで行う一回の動きは、間違ったフォームで繰り返す百回の動きよりも価値があります。まずはプロの指導のもとで正しい感覚を体に染み込ませることが、理想の体への最短距離となるでしょう。

ピラティスのインナーマッスル効果に関するよくある質問

ピラティスを始めるにあたって、多くの方が抱く疑問や不安を解消することは、モチベーションを維持する上で大切です。ここでは代表的な3つの質問にお答えします。

Q. ピラティスはどのくらいの期間で効果を実感できますか?

ピラティスの提唱者であるジョセフ・ピラティス氏は、「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」という言葉を残しています。

効果実感までの目安:

  • 10回(週1回なら約3ヶ月):姿勢の改善や疲れにくさを実感
  • 数回のレッスン:お腹周りが引き締まる感覚や背筋がスッと伸びる感覚
  • 半年〜1年:猫背や反り腰を根本から定着させるレベル

より確実なボディラインの変化には、半年から1年程度の継続が理想的です。週1〜2回の頻度で細く長く続けることが、深層筋を正しく機能させる近道となります。

Q. ヨガとピラティスでは、どちらがインナーマッスルに効果的ですか?

インナーマッスルを強化し、機能的な体作りを目的とするのであればピラティスがより効果的です。

ヨガとピラティスの違い:

  • ヨガ:腹式呼吸で静止したポーズを通じて柔軟性の向上や精神の安定を追求
  • ピラティス:胸式呼吸で常に深層筋を活性化させながら動き続ける動的なトレーニング

ピラティスは解剖学に基づいた動きで骨格を正しい位置へと整え、腹横筋や多裂筋へのアプローチに特化しています。姿勢改善やウエストの引き締めといった目に見える身体の変化をスピーディーに実感しやすいのが特徴です。

Q. 体が硬くてもピラティスでインナーマッスルを鍛えられますか?

体が硬い方こそピラティスはおすすめです。ピラティスはもともとリハビリテーションとして開発されたため、可動域を広げることよりも、骨格を正しい位置で安定させる「筋肉の使い方」を学ぶことに主眼が置かれています。

体が硬い方にピラティスが適している理由:

  • 無理にポーズを深めず、動かせる範囲内でインナーマッスルを働かせる
  • 柔軟性の低さがトレーニングの妨げにならない
  • マシンピラティスならスプリングが動作を補助し、自重だけでは難しい動きも無理なく行える

レッスンを重ねることで、インナーマッスルによって骨格が支えられるようになり、柔軟性も自然と向上していきます。

まとめ

ピラティスがインナーマッスルに効く理由から、具体的な鍛え方まで詳しくご紹介してきました。本記事のポイントは以下の3つです。

  • 胸式呼吸と緻密な動きによって深層筋へダイレクトにアプローチできる
  • 姿勢改善、ウエスト引き締め、腰痛予防など多岐にわたる効果が期待できる
  • マシンピラティスなら初心者でも正しいフォームで効率的にトレーニングできる

体の奥深くで姿勢を支えるインナーマッスルを鍛えることで、表面的な筋トレでは得られないしなやかで疲れにくい体が手に入ります。

まずは週1回程度の無理のないペースから始めて、ご自身の体が内側から変化していく手応えを実感してみてください。専門インストラクターの指導を受けながら正しいフォームを身につければ、理想の体への最短距離を進むことができるでしょう。

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